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歯科医院にとってのウェブサイトは『唯一の広告媒体』とも言える重要なツールです。このウェブサイトを効率よく運営するためには、アクセスアップは不可欠です。これから3回にわたり、歯科医院にとってのウェブサイト戦略についてコラムにまとめます。

これからの主流、ビジネスブログ

今回は、歯科医院が最も力を入れなければならないWebサイトについての話です。

皆さんはブログをやっていますか?個人的なブログなら趣味でやっている人も多いかもしれませんが、これからお話することは、もちろん会社としてのビジネスブログについてです。

ビジネスブログに対する捉え方には様々あります。「書くことが無い」「労力の割りには効果が薄い」「業務が忙しくて手がまわらない」などなど、否定的な見方が多いかもしれません。

しかし、ご存知無い方も多いと思いますが、ここ数年は、ビジネスブログを有効活用する動きは高まっており、大きな成果を上げるケースが増えています。そしてその動きはますます本格化すると見られているのです。

そこで、今回はビジネスブログに対する否定的な意見を覆し、何故ビジネスブログが有効なのか、そしてどのようにすれば無理をせずに継続していけるのを説明していきます。

まずは、ビジネスブログがWebサイトにとってにいかに重要なのかについてです。

その理由は大きく2つの理由があります。

1)SEO(検索エンジン上位表示対策)として有効である。
2)Webサイトの維持管理費が抑えられる。

それでは、2つ合わせて説明していきましょう。

最新SEO情報

一時期ほどではありませんが、今でも多くの方からSEOに対するお問い合わせが来ます。良い機会ですので、ここでSEOの絶対的な基本について説明します。

GoogleやYahoo!を始め、全ての検索サイトが追求していることは、検索キーワードに対して、より適切なWebサイトを表示すると言うことです。

このことは検索サイトにとって、サービスの根幹に関わることで、検索結果の質がサービスを評価する全てになります。この質をより高めるために、技術(アルゴリズム、プログラム)を日々改良しているのです。

それらのアルゴリズムやプログラムの傾向を逆手(盲点を突いた)に取ったSEOは、基本的には検索サイトの目的を妨げる妨害行為(スパム行為)となります。

検索サイトでは、自らの目的を妨げるスパム行為を見つけるプログラムを次々開発し、妨害行為に対するペナルティー(検索結果の大幅降順、表示削除)を実施しています。最近の例では、これまで有効なSEOとされていた外部リンク対策(サイトに対する外部リンクを設置してもらう)が、一斉にペナルティーを受けました。

これは相互リンクなどの自然発生的な外部リンクがスパムと判断されたのではありません。多くのSEO対策業者が行った、明らかに不自然な膨大な数の外部リンクが問題とされたのです。目先の効果だけを目指し、間違ったSEOに何万、何十万ものお金をかけた結果がこの有様です。

このケースのようにSEO業者の対策や、それを真似たような対策と検索サイトとのイタチごっこは続いています。しかし、長年続いてきたこの戦いにもそろそろ終止符が打たれつつあります。それは、検索サイトの技術が進んできたからです。これまでのような小手先(子供だまし)の対策では、何百億、何千億ものお金をかけて進化させているプログラムを欺くことができなくなっているからです。

残念ながら、一部を除く多くのSEO業者や多くのサイト運営者が考えるSEOは、検索サイトを欺く技術でしかありません。

仮に検索サイトを欺くことに成功したとしても、検索キーワードに合致していないサイトを見せられた閲覧者は合致していないことにすぐに気づき、去って行くだけのことです。

また、世界中のサイト運営者が上位表示を希望しています。検索結果の1ページ目に表示されるということは、世界でトップ10に入るということです。それが如何に難しいことか認識する必要があります。大げさではなく、SEOに毎月数十万から数百万円の費用をかけている歯科医院もあります。

皆様もそれだけの費用をかけられるのならそれも良いですが、検索サイトの大原則を理解せずに安易なSEOに走ることが、いかに不毛なことかを考える必要があります。

SEOは不要なの?

では、SEOは悪であり、不要なのでしょうか?答えはノーです。SEOの解釈を間違えてはいけないと言っているのです。

本来のSEOとは、サイトに掲載されている情報を、適切に検索サイトに評価してもらうための対策なのです。

Webサイトの構造には決められたルールがあり、そのルールに従ってサイトを作成し、そしてサイトの内容を充実させ、価値の高いサイトにしていくことが最も基本的なSEOです。この基本がこれまでも、そしてこれからも変わることのない絶対的な対策(スパム認定されない対策)なのです。

次回に続きます。