歯削る機器、滅菌せず再使用7割


先日、“歯を削る医療機器を滅菌せず使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究班の調査でわかった。”というニュースがありました。このニュースを元に、当たり前の事を当たり前に伝える大切さについてまとめてみたいと思います。

 

こちらの記事を読むと、このようなことが書かれていました。

歯を削る医療機器を滅菌せず使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究班の調査でわかった。滅菌した機器に交換しているか聞いたところ、「患者ごとに必ず交換」との回答は34%だった。一方、「交換していない」は17%、「時々交換」は14%、「感染症にかかっている患者の場合は交換」は35%で、計66%で適切に交換しておらず、指針を逸脱していた。

 

調査自体は、国立感染症研究所によるもので、特定の県の歯科医療機関3152施設に対して実施したそうです。特定の県、というのが気にはなりますが、国立感染症研究所による調査結果として出されると、一般消費者も多少の不安感を感じてしまうものです。

 

実際、この器具の滅菌の有無が、私達にどのような影響を与えるか?ということは、私達、一般消費者はよくわかりません。逆に、分からないからこそ、漠然とした不安感や不信感が生じてしまうのもしかたのないことです。果たして、自分が通っている歯科医院ではどうなのだろうか?

また、大人も怖いけど子供が良からぬものに感染するかもしれないと考えると、さらに不安になる….。こんな事を考えてしまうのが、一般消費者の心理です。

 

私が、歯科医院の先生方のWebサイトやパンフレットを作るときに、こんな事をいうことがあります。

 

“当たり前の事を、当たり前にきちんと載せることが大事で、過度な誇張や華美な表現は二の次です。”

 

これは、歯科医院をPRする時の表現の事です。自分たちがきちんとやっていることを、きちんと掲載することが最も大事ということです。例えば、滅菌などの院内感染対策もその一つです。

滅菌パックで個別に包装し、患者さん毎器具を変えるとか、滅菌システムはどうなっているとか、そういうバックヤードの情報もきちんとWebサイトなどに掲載することが重要なのです。こんなニュースをでた時こそ、そういう院内で取り組んでいる当たり前の事をPRすべきです。

 

当たり前の事は、その他にも沢山あります。業界では当たり前のことでも、素人や一般消費者には耳慣れない分からない事ばかりですので、これらを丁寧に表現することが、一番大事だと思います。