『増患対策』の具体策、自院の「認知性」を高める(シリーズ:歯科コンサルティングの現場から Vol.3) 


前2回に渡り、歯科コンサルティングの現場に携わる渕上さんに、コラムをまとめていただきました。

『新患が減った』と感じた時に(シリーズ:歯科コンサルティングの現場から Vol.1)

新患を増やす対策「紹介」(シリーズ:歯科コンサルティングの現場から Vol.2)

今回は、『新患が減った」と感じた時に、それを打破するための方策についてお伺いしました。

 

こんにちは、渕上です。今回は、『新患獲得』のための具体的な方策についてまとめてみたいと思います。

 

「より多くの新患を誘引したい!」と願う院長先生も多いでしょう。

 

前回のコラムでは、

 

歯科医院が経営的に安定成長するための目安として、

・月間新患数が1日あたりの実来数に達しているか?(Vol.1 コラム

 

更に上を目指すのであれば

・先生1人で毎月20人の紹介新患が誘引できているか?(Vol.2 コラム

 

ということについてまとめました。


上記の数字を達成している方も、していない方にも有益な情報として、今回は、即効性の高い増患対策を紹介します。

 

まず、『増患対策』の具体策としては、自院の「認知性」を高めることから始めるのがセオリーです。

 

あなたの診療所は誰に、どのように観られていますか?

自院の周りをぐるっと自分の足と自分の目線で見てみましょう。

 

看板の形式、大きさ、色、内容、文字サイズはどう映りましたか?

たかが看板、されど看板です。

問診表の来院理由の中で、「建物や看板を見て」「通りすがりで」という方は少なくありません。


この項目で30%を超える医院も珍しくはありません。

 

欲を言えば、通りすがりではなく、紹介やホームページを見て来て欲しいと願う気持ちも解りますが、まさに「目の前」の潜在患者を逃すことのチャンスロスを考えてみましょう。


どんなにネットが発達しても、歯科医院は非常にドメスティックな業態です。

半径500メートル圏から60-80%の方が来院されていることが多いものです。

その中でも「自院の前を通る方」は重要な見込みターゲットです。

医院の入口を開けてはくれなかったけれど、「医院の前まで来て、ここに歯医者さんがあるんだ」と認識してくれる方たちなのです。


私は、よく事務長として歯科医院の周囲に「挨拶回り」に行きます。

近所の事業所や商店に行くと「あれ、そんな歯医者ありました?」とよく言われます。

開業して10年にもなる歯科医院でさえ周囲5分圏内で8割以上の方が「場所と名前が合致しない」ということもありました。


看板には、「遠視」「中視」「近視」という3つの観点から適切な設計が必要なものです。


遠くから見てもらうことを狙いとしている看板なのに、こまごまと小さい文字で書かれているとか、近くの人に立ち止まって見てもらうものなのに大雑把な事しか訴求できていないといった例をよく目にします。

また、周囲の看板や景色と同化してしまっているもの、破損や汚れでイメージを壊しているもの・・「医院の顔」に対する意識が低いのかもしれません。

最近はデジタルサイネージ、動画、立体物、音声と様々な広告宣伝の手段があります。他業界に目を向けたり、一度専門家に相談するのも良いでしょう。

 

コラム執筆者

img_21渕上裕司氏
(株式会社メディプラス代表取締役 一般社団法人日本食育ネットワーク専務理事)

大手コンサルティング会社で医療機関や上場企業を担当し15年勤務。その後、WEBで歯科医院の経営学校を設立。歯科医院の事務長養成講座、事務長の代行、コンサルティング業務を通して、成功歯科医院を数々と創出。現在も医療法人数軒の現役事務長。

URL:http://www.f-house1.com
fuchigami011@gmail.com

【編集後記】

当社のパートナーである歯科コンサルタント 渕上さんのコラムを特集いたしました。歯科医院事務長育成講座DVDの販売や、コンサルティングのご相談のご紹介も行っております。ご用命はノーブランドまでお寄せください。(DVD販売はこちら→http://www.nb-dental.net/rearing.html